「企業内でのアクセスログ解析ツールの利用実態」結果概要発表
社内でのアクセスログ解析ツールの利用は、無料ツール利用が半数以上にのぼり、有料ツール利用者は2割程度にとどまる。
Webマーケティングを手がける株式会社パワー・インタラクティブ(大阪市中央区 代表取締役:岡本充智)は、「企業内でのアクセスログ解析ツールの利用実態に関する調査」を実施しました。
今回の調査は、株式会社マクロミルのインターネットリサーチ登録モニターを利用。
2006年12月23日から24日の期間に勤務先でWebサイトを開設しており、Webサイトの業務に携わっている人を対象に実施。有効回答は500人(内254人は、アクセスログ解析ツールを現在使用している人)から得られました。
調査概要
調査期間 | 2006年12月23日~12月24日(2日間) |
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調査方法 | インターネットリサーチ(実査:株式会社マクロミル) |
調査地域 | 全国 |
有効回答数 | 500人(内254人は、アクセスログ解析ツールを現在使用している人) |
調査主体 | 株式会社パワー・インタラクティブ |
調査結果抜粋
勤務先で導入しているアクセスログ解析ツールは、55%が無料ツール
アクセスログ解析ツールは、無料ツールが55%、有料ツールは約19%。無料と有料ツールの導入比率は約3:1と、まだ主流は無料ツールの傾向がみられました。有料ツール利用者は、サイトの規模(月間PV数)、勤務先の規模(従業員数)、ネット広告費などに比例して多くなる傾向にありました。一方、無料ツール利用者は月間PV数が5万PV未満の小規模サイトの企業にて多くなる傾向でした。(図1)
現在利用しているアクセスログ解析ツール導入のきっかけは「ホームページのリニューアルを機に」が半数にのぼる
現在利用中のアクセス解析ツールの導入のきっかけを聞いたところ、「リニューアルを機に導入した」との回答が約44%と最も多く、次いで「無料 だったので」(約28%)、「ニーズに対応するため」(約24%)、「ネット広告の効果測定をするため」(約23%)との回答が続きました。(図2)
また、サイト運営にあたってツール導入は重要だと考える人(重要度:高)ほど、「ニーズに対応するため」「成果を出すためのボトルネックを把握するため」などの成果に直結する理由をあげる回答が多い傾向にありました。(図3)
アクセスログ解析ツールの利用状況は「画面で数値を確認」が78%と圧倒的。
アクセスログ解析ツールをどの様に利用しているかを尋ねたところ、「画面で数値を確認」が78%と最も多く、次いで「分析結果を上司・他部署など に報告」が49%、「分析結果を使って、Webサイトの改善をおこなっている」が47%とどちらも半数近くとなり、ログデータを積極的に活用しようという 傾向が読み取れました。(図4)
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