キッチン用品・食材の輸入販売を行っているD社では、EC強化に向け、分析にかかっている工数は削減しながら分析のレベルアップを図り、売上を伸ばしたいと考えていた。
具体的な要望は以下の3点だった。
1.エクセルで作成しているレポートにかかっている工数を削減したい
2.毎月のアクセスログレポートは集計が中心になっているため、もっと効果検証に活かしたい
3.3サイト(オウンドメディア、コーポレート、EC)間のアクセス状況およびSNSふくめた施策の効果検証を行えるようにしたい
パワー・インタラクティブでは、Googleデータポータルを導入し、DK社の要望に応じたダッシュボードの設計・実装を行った。これによって、毎月レポート作成に1日かかっていた工数を削減することができた。
初回打合せ後、早々に約20種類のダッシュボードテンプレートを提示し、効果検証のイメージを具体的に確認した。このテンプレートをベースに、成果にフォーカスしたサマリーレポートのほか、集客・回遊・成果を切り口にした13画面のダッシュボードを1ヶ月で構築した。
オウンドメディア、コーポレート、ECの3サイトのGoogleアナリティクスデータを統合し、どこからどのサイトに流入があり、どのように回遊し、注文完了に至ったのかを把握できるようにした。
ECサイトは、カテゴリーごとにいくら売れているのかをドリルダウンして分析することができるようになった。また、SNSからの流入データも統合し、SNS投稿からECカート投入、注文完了までを一気通貫で確認できるようにした。
以下はダッシュボード画面の一例である。
ダッシュボード上の数値はリアルタイムで表示されるため、レポート作成時間がゼロになり、施策を考える時間がとれるようになった。当日実施した施策の結果もタイムリーに知ることができ、PDCAのサイクルを週単位で回すことができるようになった。
SNS分析レポートでは、注文につながりやすいSNSがInstagramであることが分かったほか、Instagramの投稿時に反応の良いレシピカテゴリーが判明。そこでInstagramのフォロワー増加施策を取ることにしたほか、反応の良いレシピを積極的に投稿するようにした。
一方、3サイト間を遷移してECの購入につながる動きが少ないことが判明。動線の改善を行った結果、ECの売上約1割アップにつながった。
2023.11.24
2023.03.24
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